近年、直観的な計算機インタフェース構築のために 画像処理を用いて手指姿勢を認識する研究が盛んに行われている。 手指の3次元モデルを用いる手法は、モデルを用いない手法に比べて、 様々な姿勢に対して推定が可能となる反面、 手は自由度が高く、モデルマッチングの探索範囲が膨大となり実時間での 姿勢推定が困難である。 そこで本研究では、画像から抽出した形状特徴を用いて手の回転角を推定し、 3次元モデルの探索範囲を削減する手法を提案する。 撮影した画像に対して本手法を適用し本手法の有効性を確認した。